ソーシャルゲームの流行で、新興のゲーム企業を中心に盛り上がりを見せていますが、プレイヤーを巻き込んだ大きな問題も発生しています。
課金問題です。
課金問題とは、ゲームをプレイしていると高得点が取りたくなり、そのために有料のアイテムにお金を過剰なまでに浪費してしまう問題です。
無料ゲームでありながら、知らないうちにお金をかけてしまいたくなる心理を利用したシステムなのです。
とはいえ、プレイヤーが気をつけさえすればこのような問題は起こりません。
開発者の多くは、こういった事態に発展することを予測できなかった人もいます。
では、なぜおきたのか。
理由は、少し前にあったカード破産と似たところにあります。
カード破産同様、目の前でお金が払うわけではないので『使いすぎた』という感覚が薄れます。
薄れたうえ『まだ大丈夫だろう』という安心感が生まれ、危機感を失い、そして気づいた頃には何十万という額になっている。
この仕組みにあるのだと思います。
デジタル化のもたらす暗部が現れたといったもいいでしょう。
課金型ゲームの恐ろしさは、現実感覚の喪失にあるのではないでしょうか。
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